【山車半纏】佐原の大祭 八日市場区様

お客様の製作背景

昨年度、山・鉾・屋台の一つとして、世界無形文化遺産へご登録となられた『佐原の山車行事』
世界無形文化遺産登録を記念して、開催のお祭りに参加する半纏を新しくお誂えになりたいとお問い合わせ頂きました。

 

お客様の御要望

以前製作した見本半纏を元に製作して欲しいとのご要望でした。
 

デザインのこだわり

各団体様、これまでにご使用になられてきた半纏には、それぞれの會ごとに、定められた半纏の仕様をお持ちの場合があります。
歴史ある団体様の場合、半纏を製作し直す機会が多々あり、ご製作になられた染元によってデザインに若干の差異が製作を重ねるたびに生じることがあります。
元々お手持ちの半纏に近いかたちで製作できますよう、大紋や模様の入り方などを確認させていただいた上で製作いたしました。

 

生地のこだわり

半纏・法被 生地 26貫 丸紡

・今回の使用生地は「丸紡(晒)」
山車用の半纏で夏の暑い時期にご使用のため、あまり厚すぎず、通気性の良い生地をご希望でした。
耐久性がある丸紡や舞布(10番天竺)、薄手のタッサーやGポプなどの生地サンプルの中から、生地の風合いや染め上がりなどを踏まえてご検討いただいた上で、最終的に以前よりご使用になられていた半纏生地と同じ「丸紡」での製作となりました。

 

色のこだわり

の丸紡への染色は、シルケット加工(生地の糸目を詰め、生地表面の毛焼きをしたもの)と染め上がりの発色が異なります。
見本半纏に近いお色となるよう、あらかじめ、染料の具合、仕上がりの発色具合を染色職人が検討致しました。
検討結果を元に染め色サンプルを製作し、ご決定いただきました。

 

染めのこだわり

色ムラを防止するために工場内の湿度や温度を一定にし染色しました。
左右の大紋の大きさが合うよう捺染台(染め台)への生地置きのひっぱり加減を全て同じになるように慎重に調整しました。
染色後や洗い後の張り上げの際も、生地の伸び縮みがないよう細心の注意を払いました。

 

仕立てのこだわり

袖の菱形の柄が中央にキレイに入るようデザインを見ながら仕立てて行きました。
個人サイズが多くあったので、それぞれのサイズで一番柄がキレイに見えるように裁断から慎重に製作させて頂きました。

半纏・法被オーダーメイド詳細

◼︎デザイン:見本品の半纏を元に京屋染物店でデザイン製作

◼︎染め:本染め2色[濃紺色、朱赤色]

◼︎生地:丸紡24貫晒(綿100%) 

◼︎仕立て:ミシン本仕立て

◼︎肩当て:晒(さらし)

◼︎袖口生地:茶そろばん柄

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