半纏•法被の帯の結び方『神田結び(四枚羽)』

江戸の職人が好んで結んでいた半纏(はんてん)•法被(はっぴ)の帯の結び方『神田結び(かんだむすび)』を御紹介します。

化粧半纏や役半纏を身に纏ったベテランの方々が好むカッコイイ帯の結び方です。

神田結びには色々なパターンがありますが、こちらでは四枚羽のパターンを御紹介致します。

神田結びは最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れると以外と簡単な帯の結び方です。

綺麗で均等な羽の長さの『四枚羽』を作る事が、神田結びのポイントです。

是非、何度も練習して覚えて下さい。

 

帯を結ぶ前に

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

帯は芯の入っていない『平ぐけ帯(ひらぐけおび)』を使いましょう。

正絹の平ぐけ帯には上下があるので注意してください。

『華皿』という柄のある方を上にして帯を結んできます。

※平ぐけ帯についてはこちらをクリック→『平ぐけ帯とは』

 

神田結びの結び方

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

1.帯の巻き始め部分『手先』を半分に折る。

帯の巻き始め先端を『手先(てさき)』と呼びます。まずは帯の先端を半分に折りましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

2.『手先』を左手で持ち、ヘソの位置に帯を巻いて行く。

半分に折った手先(帯の先端部分)を左手で持ち、ヘソの位置に帯を巻いていきます。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

3.帯を一周巻き終わる時には、『手先』は帯の上に逃がす。

帯を一周巻き終わった時に『手先』を帯の上に逃がしましょう。帯は巻く毎に”軽く”締めて行きましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

4.帯を二周ほど巻く。

帯を二周ほど巻きます。この帯の巻き終わり部分を『垂れ(たれ)』と呼びます。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

5.余った帯を内側に折り返す。

帯の巻き終わり部分を『垂れ(たれ)』の余った帯を内側に折り返しましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

6.帯の折り返し部分をキレイに重ね、長さを調整する。

帯の折り返し部分はキレイに重ねるのがコツです。帯の長さは何度も練習し、自分に合った帯の長さを掴みましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

7.帯の巻き終わり部分『垂れ』を半分に折る。

帯の巻き終わり部分(垂れ)を、半分に折りましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

8.帯の巻き終わり部分『垂れ』を上に、帯の巻き始め部分『手先』を下に重ねる。

帯の巻き終わり部分『垂れ』を上に、巻き始め部分『手先』を下に重ねましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

9.『垂れ』を『手先』の内側を通すように結ぶ。

帯の巻き終わり部分『垂れ』を巻き始め部分『手先』の内側を通すように結びましょう。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

10.『手先』と『垂れ』を引っ張り帯を締める。

『手先』と『垂れ』を両手で持ち帯を締めます。

斜めに帯を引っ張ると綺麗に締まります。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

11.右手で持っている『垂れ』を右斜め下に倒す。

いよいよ終盤です。右手で持っている『垂れ』を右斜め下に持ってきます。

ここから帯の結び目の『四枚羽』を作って行きます。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

12.帯の巻き終わり『垂れ』を左斜め上方向に折り返す。

帯の巻き終わり部分『垂れ』を左斜め上方向に折り返します。

この部分の帯が『四枚羽』の二枚の羽になります。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

13.帯の巻き始め『手先』を右手で持ち、『垂れ』の上に重ねる。

帯の巻き始め部分『手先』を右手で持ち、『垂れ』の上に重ねます。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

14.『手先』を折り込みながら『垂れ』に結ぶ。

帯の巻き始め部分『手先』を折り込みながら、『垂れ』に結びます。

これで帯の結び目『四枚羽』が全て揃います。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

15.帯の結び目の『四枚羽』が”バッテン”になるように形を整える。

帯の結び目の『四枚羽』が”バッテン”になるように形を整えます。

それぞれの羽の長さが均等になるように調整します。

綺麗で均等な羽の長さの『四枚羽』を作る事が、神田結びのポイントです。

 

半纏•法被の帯の結び方(神田結び)

16.帯の結び目をヘソの前に持ってくる。

帯の結び目をヘソの前に持ってきます。

神田結びはヘソの前辺りに帯の結び目を持ってくるのが粋です。

 

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